
カモミールローマン/ローマンカモミール/ローマカミツレ
学名:Anthemis nobilis,Chamaemelum Nobile
科名:キク科
部位:開花部分
抽出方法:水蒸気蒸留法
ノート:ミドル~ベース
香りの強さ:強め
酸化速度:ー
禁忌:キク科のアレルギーの方

カモミールローマンとは
キク科のカマエメルム属に属す多年草の植物です。
フランス、イギリス、ハンガリーなどが産地でその他にも広く自生しています。
アロマに使用されるカモミールにはこの他にもカモミールジャーマン、モロッカンカモミール、ケープカモミール等があり、学名や産地も異なります。
花の名前につくローマンは、16世紀にドイツの作家がイタリアを旅行した時にローマで見つけた花、というところからきているようです。
カモミールとはギリシャ語で「大地のリンゴ」を意味し、その名の通り植物に顔を近づけると植物全体から温かみのある甘い林檎の香りと穏やかなハーブの香りがします。
日本の温暖湿潤な気候は苦手ですが、匍匐性で地を這うように増え、その根はとても強く少々の踏みつけにも耐えるため香る芝生として親しまれています。
その強さは、母の強さの象徴とも言われます。アブラムシを自分に引き寄せ周囲の植物は守られるというような点も母の愛情に似ていますね。
また、弱った植物の近くに植えると周囲の草花に良い影響を与えるコンパニオンプランツとしても有名で「植物のお医者さん」と呼ばれます。
花言葉: 逆境に耐える力 逆境で生まれる力 苦難の中の力 → 花言葉のまとめはこちら
誕生花: 2/14 3/14 11/3 → 誕生花のまとめはこちら
精油の効能・作用と適用|カモミールローマン
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作用 ※個々の精油の含有成分により、作用の有無は異なります。
*抗炎症作用
*抗不安作用
*血圧降下作用
*健胃作用
*鎮痙作用
*鎮静作用
*鎮痛作用
*瘢痕形成作用 など
効能・適応 ※個々の精油の含有成分により、作用の有無は異なります。
*皮膚の炎症、湿疹の緩和
*アンチエイジングケア・スキンケア
*月経痛、神経痛の改善
*月経前症候群
*不眠
*不安、ストレスの解消
*消化器系の不調の改善
占星術から見た対応星座(サイン)と特徴
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対応星座(サイン)
蟹座 ♋
対応星座の特徴
後程。。
精油の香り・お勧めの使い方とブレンド例
香りの特徴
強い香りで、フルーティーな甘さにハーブの混ざった香りがします。より質の高いもの(=価格ではありません)はフルーティーな甘さが強くなる傾向があるようです。甘いと言っても特徴的な香りでブレンドに使ってもかなり前面に出てくる香りなので使用量は注意が必要です。
お勧めの使い方とブレンド例 ※分量はあくまで参考です。
皮膚のトラブル、やドライスキンによるかゆみ等にとても役立ちます。
また、女性特有の痛みに対しても有効なので、鈍い痛みがあるような時には湿布にしたり、オイルに混ぜて部分的なトリートメントをすると良いでしょう。
〇温湿布
洗面器などにぬるま湯をはり、3滴程落とします。上から精油を吸い込ませるようにタオルを浸して搾り、痛みのある個所へ当てます。
〇カレンデュラオイル15ml程に2滴程精油を入れ、よく混ぜてから痒みや痛みのある個所へ優しくマッサージをするように擦り込みます。
眠れない不安な夜には、胸部に擦り込むと良いでしょう。
(とても香りがきついので、1滴で十分です。また、オイルはホホバオイルなどで構いません。)
■痛み・痒みにお勧めのブレンド例
カモミールローマン/マジョラムスイート
カモミールローマン/ペパーミント
カモミールローマン/ゼラニウム又はパルマローザ
エイジングケアとしても大変有用で肌の引き締め、肌荒れの改善、キメを整えるなどの効能があり、フェイシャルにも向きます。ベースオイルやバター、保湿クリーム、ローション等として使用します。
■お勧めのブレンド例 ※ベースの量を変える時は精油の濃度が0.5%以内になるようにしてください。
カモミールローマン/ゼラニウム → くっきりとした主張のある香り。
カモミールローマン/プチグレン → 個性的で落ち着いた香り。
(香りが苦手な方はベルガモットFCFを少しプラスすると使いやすい香りになります。)
カモミールローマン/サンダルウッド → 落ち着いた重たい香り
怒りや不安な気持ち考え事で頭が一杯になるような眠れない夜、精神的なストレスなどに、少量使用すると気持ちをゆったりと静めてくれます。
■お勧めのブレンド例 ※用途に合わせて希釈が必要な場合希釈して、また分量を調整して下さい。
カモミールローマン/フランキンセンス/スイートマジョラム → スッキリ目の香り
カモミールローマン/サンダルウッド/ベルガモット → 落ち着いた重ための香り
その他柑橘系の香りとのブレンドだと馴染みのある香りなので安心感を覚える方も多く、特にご年配の方にはお勧めです。グレープフルーツやマンダリン、オレンジなど。